物語屋

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ブログ

物語屋ブログ

2018/02/24 霞始靆(かすみはじめてたなびく)

  「ちょっとあのお山見て」 西の方に二つ兄弟みたいに並んでいる山を、みよこは指さして、 「みよこ、…

2018/02/19 土脈潤起(どみゃくうるおいおこる)

  濡れた前髪がおでこにはりつき、ほっぺたにもいっぱい雨の雫をつけたまま、それでもみよこは嬉しそうに…

2018/02/14 魚上氷(うおこおりをいずる)

  おじいさんは、みよこと並んでその水を覗きこみました。 「さすがにまだかのぉ」 「何が?」 「いや…

2018/02/11 耳なし芳一

  例えばお芝居とか歌舞伎とか講談とかで『四谷怪談』をやるとき、 監督や演者さんたちは事前に四谷のお…

2018/02/09 黄鶯​睍睆(うぐいすなく)

  廊下を走って近づいてくるいつもの足音、その間にも山から聞こえてくる鳴き声がもう一度繰り返して、 …

2018/02/04 東風解凍(はるかぜこおりをとく)

  「おお、みよこ、いつの間に来てたんじゃ?」 「うん、池を見てたの」 「池? ああ、でも、凍ってる…

2018/01/30 鶏始乳(にわとりはじめてにゅうす)

  バタバタと追いかけるみよこの手をすり抜けて、 鶏は階段の脇の茂みに入っていき、 そこで動きを止め…

2018/01/27 十代目金原亭馬生

  馬生の落語がだんだんどんどん良くなってきて困る。 いや、別に「困る」ことではなく、「良い」ものが…

2018/01/25 水沢腹堅(さわみずこおりつめる)

  「大寒過ぎのこの頃が一年で一番寒さの極まる頃かもしれん、周りじゅうが凍りついたみたいに動かなくな…

2018/01/23 款冬華(ふきのはなさく)

  「おじいちゃん!」 声のしたほうに目を向けると、境内に続く小道にみよこが立っていました。 小道の…

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