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七十二候ものがたり

2018/03/26 桜始開(さくらはじめてひらく) ​

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午後のお経を済ませたあと、おじいさんはそのまましばらくの間本殿の前に座っていました。おじいさんの頭のなかに、山の麓で満開の花を咲かせた桜の姿が浮かんできました。そして、その周りでお花見をしているみよこたち。みよこは、お母さんにつくってもらったご馳走を食べたり、お父さんに肩車してもらって桜の花にさわったり、楽しそうにはしゃいでいます。
「みよこ」
おじいさんは頭の中のみよこに話しかけました。
「この時期はな、山の神さまが麓に降りてくるんじゃ」
「山の神さま?」と、頭の中のみよこが聞き返します。
「その神さまをみんなでお迎えするのが元々の花見でな、そうすると神さまも喜んでお返しをしてくれる」
「お返しって?」

 

二十四節気”春分”の次候
『桜始開(さくらはじめてひらく)』〜 三月二十六日から三月三十日頃

 

※ おはなしのフルバージョンは仕立てとおはなし処Dozoでどうぞ(詳細はこちら

 

※ 2018年、『七十二候ものがたり』を始めるに当たって綴った思いはこちら

 

※ 『七十二候ものがたり』を音声でお聞きになりたいこちら

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