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七十二候ものがたり

2018/03/31 雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

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「やまないねぇ」とみよこが言いました。
「桜雨というやつじゃな」
「桜雨?」
「桜の頃は割とよく雨が降るんじゃよ、ほかにもやけに寒い花冷えとか風が強い花嵐とか、実は花見の時期はあまり天気のよくない日が…」
「おじいちゃん」みよこがおじいさんの話を遮って「聞いて」
言われておじいさんも耳を澄ますと、遠くから聞こえてきた音が、
「あれって、もしかして、雷?」
「おお、そうじゃなぁ、初めての雷が鳴るのもこの頃じゃなぁ」
「もう雷なんだ、春分の日が過ぎたら今度はもうだんだんと、夏?」

 

二十四節気”春分”の末候
『雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)』〜 三月三十一日から四月三日頃

 

絵 / 鈴木其一

 

※ おはなしのフルバージョンは仕立てとおはなし処Dozoでどうぞ(詳細はこちら

 

※ 2018年、『七十二候ものがたり』を始めるに当たって綴った思いはこちら

 

※ 『七十二候ものがたり』を音声でお聞きになりたいこちら

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