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ものがたりの錬金術

2019/05/23 縄文の神 – 語りCD『山木守』から 10

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神宿る山、

その山にいつから神が住まうか誰も知らない。
のちの代の人たちは、その神をオオモノヌシと呼んだ。
夜の間降りつづいた雨が止んで雲の立つ朝、
あるいは、夜に落ちた陽の光が妖しい紫色を引きずる空に、

山が蛇の姿に見えたらそれがオオモノヌシだと、
子どもたちは聞かされて育った…

 

 

「本当はどこにでもいるけれど目には見えない山木守」
それを感じるためのおはなしばかり並べたこのCDに、
通底する隠れテーマが実は“縄文”。

 

どこにでもいるけれど目に見えないものたちに囲まれて生きていたであろう縄文の人たちはきっと、
いくつもの、いくつもの、
目には見えないものについてのおはなしを、
語り伝えていた。

 

けれど今となっては、
文字になった『古事記』とかの神話に埋もれてわからなくなってしまった、
「目に見えないもの」を語る縄文のおはなし、
それと文字神話との間のいわゆる“ミッシングリンク”を、
物語屋として何とか繋げていってみたい、
そんな願いのなか、
目に見えない「山木守」のおはなしたちを、

締めくくった。

 

※ 物語屋の語りCD『山木守』の詳細はこちら

 

 

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