物語屋

042-315-6853

〒184-0001 東京都小金井市関野町2-3-11

ブログ

ものがたりの錬金術

2021/06/03 カレースパイスと縄文 〜 物語屋の縄文の話 ④

 

仕立てとおはなし処Dozoで(大変僭越ながら)カレーをお出しするようになったわけだけれど

 

物語屋はカレー屋ではない、

 

カレー屋ではない物語屋がカレーをつくるときに、

気をつけていること、

とまで言うとちょっと大げさな気もするけど、

とりあえず、

なんとなく思ってるのは、

 

「美味しいカレーをつくろう」ていう意識は持たない

 

だってちゃんとカレー屋でもないのに「美味しいカレーをつくろう」なんておこがましいというか、

 

ちゃんとカレー屋でない物語屋にせめてできることを考えた、

その一つが、

 

せめて、

ちゃんといいスパイスを、

パウダーで使うのではなく、

種からゴリゴリと潰す、

 

これってとても時間のかかることなので、

時間をかけて潰しながらふと、

スパイスの種に心のなかで話しかけてる自分に気づく、

 

「よろしくお願いします」

 

そしてそのとき、

 

あ!

 

て感じるんです、

 

「これも縄文だ

 

もちろん縄文の人たちがカレーを食べてたなんてあり得なくて、

でも一方であの人たちに超絶料理人もやっぱりきっとあり得なくて、

 

たぶん大事なのはつくる人ではなく、

何よりもまず食する素材、

 

かれらの場合それがやってくるのがスーパーとか通販サイトとかではなくごく周りにある自然からっていうのはとっても大きなことで、

 

そうなるともはやこっちから「なんとか美味しくしてやる」とかはなりようもなく、

 

「よろしくお願いします」

 

こうしかなくなるのはこれまたやっぱりとっても自然なんじゃないかなと、

 

「がんばってつくりますのでお願いしますね」

 

ゴリゴリ潰すスパイスにそんな話をしながら、

だんだんいろんなほかのおはなしも浮かんでくるという、

一応、

カレー屋ではなく物語屋らしいことも(笑)

 

TOP