物語屋

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ものがたりの錬金術

2021/07/08 天然酵母パンの粋とクール 〜 物語屋の縄文の話 ⑥

 

縄文の人たちがパンをつくったり食べたりしていたのかどうか

 

きっと「発酵」の不思議さには気づいていて、

というより、あれだけ周りじゅう自然だらけだった人たちが、何千年もの間「発酵」を知らないでいることのほうがかえって不自然、

実際どうやらお酒を(自然発酵ではなく意識的に)醸していたのではないかと思われるあとも、いろいろな遺跡から発見されているらしい、

 

とはいえ、

何も縄文人たちが食べていたかもしれないパンの検証をここでしたいわけではまったくなく、

 

ここのところ、

思ってもいなかった展開とタイミングとご縁のもとで、

天然酵母パンとの関わり、

特に先週赴いた三重奈良和歌山でのある意味「天然酵母の旅」、その不思議なご縁はそれ自体「縄文」と呼びたくなるようなもので、またどこかで機会を設けてまとめられたらと思うけど、

とにかくその天然酵母のパンを、

なかなかうまくいかないけれど何回かつくりながら感じるのが、

 

操作性

 

または

 

コントロール

 

「なかなかうまくいかない」ことも含めて、

このパンには、

つくるそのプロセスで「操作性」がまったく湧いてこない、

こちら側からのコントロールは湧きようがない、

こちらの「できること」を「できること」としてやるだけで、

あとはもう、天然の酵母たちに、

「お願いします」

と委ねるしかない、

 

そこがやっぱり、

ああ、縄文だな、と。

 

もちろん、

もしも縄文の人たちが現代にやって来て、

巷に溢れかえっている「コントロールするためのテクノロジー(パンづくりでいえばドライイースト)」に触れたら、そっちを選択する人のほうが大多数なんだろうなと思う、

だからあんまり能天気に縄文を理想視しないではおきたい、

 

ただ、

「コントロールのテクノロジーに初めて触れた縄文人」という仮定ではなく、

そのテクノロジーを嫌になるほど知っている今の人たちが、

あえて縄文を選ぶのは、

かえってとても(縄文ではなく江戸的に w)「粋」な気がしてしまい、

 

物語屋はここでそれを、

 

「縄文クール」

 

と命名したい

 

(笑)

 

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