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ものがたりの錬金術

2017/06/20 小金井囃子

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井草八幡宮。
何年か前までそのすぐ裏に住んでいてかなり大きな神社だということは知っていた。
年が変わった夜中に初詣に出かけると本殿まで行列が並びなかなかお詣りできなかったのを覚えている。
毎年薪能も演じられるそこの神楽殿で速間西林流というお囃子の流派の会があった。

 

小金井囃子もその流派の一つ。
保存会の皆さんと一緒に、自分などがいいのかなと思いながら末席に立ち、拍子木を鳴らした。

 

井草囃子、三鷹新川囃子、吉祥寺囃子…
初めて聴く同じ流派の他のお囃子はそれぞれ少しずつ違っていた。
小金井囃子とも違っていた。

 

語りでも落語でも日本の伝統芸能は何でもそうだけれど、
例えばお囃子も、笛にしても太鼓にしても音符などない、すべて口で伝えていく、
その過程で変わっていく、

 

「大事なのは教えてくれる人との関係、
この人がこんなにして教えてくれたというのがあると、
教える側になったとき自分もちゃんと伝えなきゃっていう気持ちが芽生える」

 

きっとこれが口伝。

 

Youtubeなんかで安易に動画で真似するだけで覚えた気になっちゃいけないということか。

 

「自分らがかっこいいなんての考えてちゃダメなんだよ、
お囃子ってのは神さまに喜んでもらうためのものなんだから」

 

小金井囃子保存会会長の、ご本人は「小金井弁」だって言っているのだけれど、
まるで落語の世界そのものみたいに聴こえる江戸弁が、

とてもいい。

 

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