物語屋

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ものがたりの錬金術

2017/10/02 うまくなる

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10年くらい前、インドから帰ってきて実家にいた頃に「語り」を始めて、
その後また実家を出て、西荻、小金井と移り住んできた。

 

今から思うと、
実家で「語り」を始めたばかりのときが(落語家でいうところの)物語屋「一ツ目」時代で、
西荻に居た頃が「二ツ目」くらいだったのかもしれない。

 

その「二ツ目」の頃からいろいろとお世話になってきた西荻の友人が、
先週末のDozo寄席番外編チャンキーナイトに来てくれた。

 

終わったあと、「なんか偉そうな言い方になっちゃって悪いんだけど…」

と照れ笑いしながら、「うまくなったね」と言ってくれた。

 

“うまくなる”

 

これがまた微妙で難しいニュアンスのある言葉で、
「変にうまくなりたくない」みたいなところもあったりするし、
そもそも「うまくなる」のが目的なのか? とかも思ったりする。

 

それでもやるたびに「もっとよくなるはず」とは感じる。
そのためにずっとああでもないこうでもないの試行錯誤を繰り返してきた。

 

これはきっと、終わらない。

 

これはきっと、「語り」じゃなくても、変わらない。

 

「もっとよくなるはず」の試行錯誤を諦めない人が好きだ。

 

チャンキーさんの影絵とのコラボも、久しぶりにやってみて、

西荻「二ツ目」時代よりはよくなっていた手応えははっきりあった。
「語り」もそうだけど、「おはなし」づくりも、影絵との掛け合いというかバランスも、
はなしに挿入した歌の作詞作曲(というほどのものではないけれど 笑)も、
そしてお客さんとみんなで歌ったその歌も…

 

それにしても今回は、ここに来れたまでのいろいろに想いが巡り、
「チャンキー松本」という見事なキャラのアーティストとのご縁はもちろん、
周りじゅうのたくさんの人たち、人に限らずたくさんの出会い、
たくさんの出来事、たくさんの場所、どれ一つ欠けていてもきっと、
「試行錯誤」はただの「試行錯誤」のまま空回りするだけだったような気がする。

 

「うまくなったね」

 

素直に嬉しかったです。

 

ありがとう。

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