物語屋

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『風の谷のナウシカ(アニメージュコミックス)』

『風の谷のナウシカ(アニメージュコミックス全7巻)』を物語屋が音声ファイルでお届けします。

漫画に特有な擬音語など、語りでの音声化がどうしても難しい箇所の他は、でき得る限り原作に忠実に再現したいと思っています。
映画版ナウシカしかご存じない方をはじめ、一人でも多くの方にお届けできたら幸いです。

よろしければ気長にお付き合いくださいませ。

『風の谷のナウシカ』第2巻 - 6


「ごめん…ごめんね、何もしてあげられない…」指の隙間から涙が落ちる、そのナウシカの手に、王蟲の子が、音もなく、口から金色の触手を伸ばして、そっと触れた。「?おまえ」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第2巻 - 5


「ひと揉みしてみよう、敵の意図がわかるだろう」「しかし、ご自身で出撃しなくても…」クロトワのご注進を、クシャナは最後まで言わせなかった、「深追いなさるな、殿下!」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第2巻 - 4


「アスベル、先に乗って」「ぼくは、残るよ」「なんですって!?」「メーヴェの二人乗りはもうコリゴリだ」アスベルは、ナウシカをニコリと振り返り、「いくんだナウシカ」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第2巻 - 3


「王位継承のためなら身内でも平気で売りわたす王族とは元来そのような人々なのさ」次第にナウシカは返す言葉をなくし、聴こえつづける僧正の声が、どこかナウシカの知らない世界で鳴り響く絵空事のように

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第2巻 - 2


「失礼いたしました、やんごとなきお方の無理難題にはこの老体とまどうばかりです、わしは名もなき一従卒者にすぎませぬ、姫さまがポケットに何をしのばせておるものやら詮索せぬのが分というもの」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第2巻 - 1


海からせり上がってくるような別の船影を、ナウシカとアスベルはメーヴェから見た。「あれは!?」トルメキアのコルベットよりも巨大で重厚な姿、古代の要塞を思わせる独特なフォルム。「土鬼だ!」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 巻末(「ナウシカのこと」)

ナウシカは、ギリシャの叙事詩オデュッセイアに登場するパイアキアの王女の名前である…
社会の束縛に屈せず、自分の感性のままに野山を駆け回り、草や木や、流れる雲に心動かしたその姫君は、その後どのように生きたのだろうか…

文:宮崎駿 / 朗読:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 16


「蟲さえ住まない死の世界じゃ、きれいになってもしょうがない」耳に届くアスベルの声が、次第に途切れ途切れになっていく、ナウシカは、「わたしたちが汚れそのものだとしたら」その言葉を、声には出さなかった…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

『風の谷のナウシカ』第1巻 - 15


「こないで!」叫ぶナウシカを大きな木に追いつめるいくつもの足音、木の幹を背に立つナウシカをつかまえようとする何本もの手。「何もいないったら」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 14


自分がどこからどれだけ落ちてきたのかわからないくらいに、そびえ立つ腐海の木々ははるか頭上をドームのように覆い、珊瑚のようにキラキラと光っていた、まるで、遠い星空を見上げているようでもあった…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 13


叫びながらナウシカは、慌てて制動をかけようとする、その顔のすぐ横で、ナウシカの肩に爪を立て、自分たちが切る瘴気の風に小さな体を思い切り踏ん張らせるテト…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 12


折り重なるように倒れている近衛兵たち、その隙間に膝をついたクシャナは、一人ずつ体を抱き起こし、手を握り、だが、息のある者は、ない。

「盾となってわたしをかばったそなたたちの忠誠を忘れぬぞ」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 11


バージから身を乗り出して手を伸ばし、顔にマスクを戻すように請う年寄りたちに、ナウシカは、親指を突き出して、大丈夫、とニッコリ笑ってみせた…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 10


操縦桿を握るナウシカはしっかりとマスクで鼻と口を覆い、「こんなに深くまで腐海に入ったのは初めてだ、どうしたんだろう、胸がドキドキする、この空には敵意がある、でも王蟲の声じゃないわ」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 9


風の谷、城にはいつもにも増して風が強く吹きつける、族長ジルの部屋をユパが訪ねている。

「ジル、暇乞いに来た」「やはり、腐海に戻るのか」

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

『風の谷のナウシカ』第1巻 - 8


城の格納庫から進みでたガンシップ、エンジンはすでに始動している、滑走路に立つユパが見上げる操縦席には、逆光の中、後席にミトじい、前席には、テトを肩に乗せたナウシカの影

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 7


「いったい姫さまに何があったのでしょう? あの果たし合い以来すっかり変わられてしまった、食事もロクにとっておりません、無理矢理笑顔をつくっているのがわしらにはよくわかります」…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 6


「されど、ヴ王陛下はこうも申されておられます、秘石をもたらすならば最高の戦功となし第1級の栄誉もほしいままと」「ないものはないのだ」興味なさそうにクシャナはクロトワから目をそらし…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 5


ナウシカは、長老の樹の太い幹にそっと手を当て、その立派な枝や葉たちを、ただ見上げた。誰も、何も言わなかった。太い幹を、皆が囲み、火がつけられ、樹は燃え上がり、煙りを上げ、やがて、焼け落ちた。

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 4


ナウシカは、正面に立つトルメキア兵を見据えた目をユパに向けようともしない、そのナウシカの表情にユパは、「これがあのナウシカか、攻撃衝動に燃える王蟲のように、怒りで我を忘れている

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 3


「逃走したペジテのブリッグに間違いありません」部下の言葉に、「蟲つかいどもをおろせ」と命じた指揮官の、金色に光る兜のようなマスクの額には、コルベットの翼と同じ紋章が刻まれている…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 2


少女は、手のひらにのせた小さな、石? だが自然にできた石では決してない、石のような何かを差し出して、「これを、兄に兄に渡してくださいわたしは、ペジテの長の娘、ラステル

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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『風の谷のナウシカ』第1巻 - 1


腐海とは、滅亡した過去の文明に汚染され不毛と化した大地に生まれた新しい生態系の世界をいう。蟲たちのみが生きる、有毒の瘴気を発する巨大な菌類の森に、いま地表は、静かに覆われようとしていた…

原作:宮崎駿 / 語り:物語屋

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