物語屋

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ブログ

七十二候ものがたり

2018/05/21 蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)

  朝から書き物をしていたおじいさんは、障子を照らす陽射しがだんだん明るくなっていくのに誘われるよう…

2018/05/16 竹笋生(たけのこしょうず)

  みよこは、裏の竹やぶの中におじいさんを引っ張っていくと、湿った土から出てきているタケノコを指さし…

2018/05/11 ​蚯蚓出(みみずいずる)

  花壇というと大げさなのですが、お寺の境内に続く小路に沿って季節の花が咲くのを、おじいさんは大事に…

2018/05/05 蛙始鳴(かえるはじめてなく)

  夜のうちに降っていた雨はもうすっかり上がっていて、きらきらと朝日を返す雨粒の光が、春のそれとはは…

2018/04/30 牡丹華(ぼたんはなさく)

  午前中のお経を終えたおじいさんは、縁側に座って庭を眺めていました。 庭には、藤が咲いて、躑躅が咲…

2018/04/25 霜止出苗(しもやんでなえいずる)

  「和尚さん、今日もみよこちゃんと一緒ですか、ここのところよくお出でになって」 「うむ、今年はちゃ…

2018/04/20 ​葭始生(あしはじめてしょうず)

  さしていた傘で気がつかなかったのですが、いつの間にかすぐ前に、村の若い衆が立っていました。 「よ…

2018/04/15 ​虹始見(にじはじめてあらわる)

  「春は本当にころころ天気が変わりよる」おじいさんが雨を見上げながら言いました。 「あんなにいい天…

2018/04/10 ​ 鴻雁北(こうがんかえる)

  「ねぇ、おじいちゃん」みよこが言いました。「もう毎日どんどん春でさ、虫は出てくるし鳥は飛んでるし…

2018/04/05 ​ 玄鳥至(つばめきたる)

  おじいさんは畳の上に紙を広げて字を書いていました。 「お庭に出てみればいいのに」とみよこが言いま…

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